このページでは、早稲田大学社会科学部の英語入試の過去問をくわしく解説しています。

そして、出題傾向および、その対策方法・効果的な勉強法なども紹介しています。

目次

早稲田大学【社会科学部】英語入試過去問の解説

つぎのような方は、このブログを参考にしていただけると思います。

  • 早稲田大学社会科学部の合格をめざしている方
  • 早稲田大学社会科学部の入試英語で高得点を取りたい方
  • 早稲田大学社会科学部の入試英語の過去問について、くわしい解説が知りたい方
  • 早稲田大学社会科学部の入試英語で高得点を取るための効果的な勉強法を知りたい方
  • 早稲田大学で他学部の受験をお考えの方(早稲田大学の入試は、共通のカラーがあります)
  • マーチレベルから英語力をさらに向上させたい方
  • 長文読解力を磨きたい方(早稲田大学社会科学部は、本格派の英語長文問題が出題されます) etc

早稲田大学社会科学部合格率アップのための最新情報

早稲田大学英語入試専門オンライン指導 エコール・ゼミ塾長 広松一郎はじめまして、早稲田大学入試英語専門オンライン受験指導学習塾「エコール・ゼミ」塾長の広松一郎と申します。

私はもともと、大学卒業後、某上場大手企業に10年間勤務し、その後、海運業の外資企業に22年勤務しておりました。

外資での仕事では、財務分析・市場調査等で数学を使って分析し、それを英語でレポートすることが日常業務でした。

そのような経験を経て、現在は、当塾で生徒さんたちと合格に向けて、日々、勉強に取り組んでいます。

入試は、人生を大きく左右する、ビッグイベントのひとつです。

そのため、合格をめざして真剣にそして入念に有益な情報を探して、受験勉強に活かしておられることと思います。

そこで、あなたの早稲田大学社会科学部合格を応援すべく、私が知りうる合格のための情報を、あなたのお時間が許す範囲内でご覧いただける内容にまとめました。

きっと読むだけでも、点数アップ・偏差値アップ・合格のヒントをつかんでいただけると思います。

出題形式および傾向

例年、Ⅰが正誤問題、Ⅱ~Ⅳが長文読解です。

長文読解はⅡが800語程度、Ⅲ~Ⅳが1,000~1,200語とかなりの分量です。

単語・内容ともにけっこうな難しさで、英検でいえば準1級レベルといったところです。

問題はすべて選択肢で、日本語訳・要約・英作文といったアウトプットは要求されず、ひたすら「読む」試験といえます。

単語文法はⅡ~Ⅳでも出題され、単語文法:読解=5:5~4:6くらいの比率です。

選択肢はまぎらわしいものも多く、正解もピッタリ合うものではなく、他の選択肢と比較してマッチ度の高いものを選ぶような難しい出題もよくあります。

社会科学部ならではの出題

早稲田大学社会科学部の英語(というより私大英語共通)の傾向ですが、その学部で学習することになるテーマがよく出題されます。

社会科学部の場合、新聞やテレビでよく耳にするような話題について書かれた文章が出題されます。

まずは、このレベルの英文が読めるようになることが大切です

わかりづらいところは、文法・構造を把握し和訳しましょう。

それをくり返すことで、早く読めるようになります。

また、早稲田大学の他学部の英文はレベル的には似通っています。

ですので、他学部の過去問を解くことも効果的な入試対策と言えます。

ちなみに、文学部・文化構想学部・人間科学部・スポーツ科学部は少しやさしめです。

商学部・教育学部は、同レベル。

教育学部は共通点ありますが、教育学部は読みづらい問題が多いので読解力を鍛えるにはいい教材になります。

政経学部・法学部・国際教養は、社会科学部より難しい問題です。

英語は、入試最重要科目!

文法語法は、小問が10問ほど出題されます。

あっさり解ける問題もありますが、英検準一級レベルでの正確な文法理解・単語暗記が求められる問題もあります。

選択肢には「No error」、「No words」などもあり、頭をひねることになると思います。

読解問題も準1級レベルの内容で、文章は読みづらい個所があり、さらに選択肢にもひねりがある早稲田らしい問題です(比較すると、慶応は同レベルですが“直球勝負”です)。

英語は、全受験科目の合計130点満点中50点を占める最重要科目です。

その他、試験制度、配点や時間などについて早稲田大学入学センターの情報も参考になると思います。

過去問解説および解答のヒント

入試対策においては、早稲田大学社会科学部の入試英語の過去問を解くことが有効です。

それによって、出題傾向をつかむことができ、入試問題に慣れることができます。

では、ここからは2018年の英語入試問題から過去にさかのぼって、問題の解説および解答のヒントをお伝えしたいと思います。

2018年:入試英語過去問

2018年度の入試英語過去問は、こちらからダウンロードできます⇒

解説資料も参照してください⇒

Ⅰ 正誤問題

1dーtoは不定詞ではなく前置詞
2cー対となるgovernmentにtheがついているのがヒント
3e
4cー目的語が先行詞で前に出ていて、ここは後に前置詞が必要です
5aーin office:任期中、consternation:おどろき
6bーthanに対応するmoreが必要です
7aー動詞の前にある副詞です
8aーここは分詞ではなく述語動詞です
9d
10e

Ⅱ 長文読解・空欄補充「英語の国際化とBrexit」

下記“P”は「段落(=paragraph)」の意味です

P1 off-scriptーオフレコ
P2 exodusー出国・脱出

1dー英語から仏語へきりかえる
2a
3e
4c
5b
6cーbesides:さらには
7aー~を伝えている
8dー明細をつくる
9e
10b

Ⅲ 長文読解「職場のいじめ」

P2 pervasiveー浸透している
P3 menialー些細な proxyー代理人 tormentー苦しめる
P5 dismissー退ける franticallyー狂乱した compoundー混ぜ合わせる
P6 recourseー頼みの綱

1d
2b-complicit「共謀の」
3a
4eーpack up「荷物をまとめる」 
5bhiーh:P4-lost productivity、i:P4-They are stripped ~
6e

Ⅳ 長文読解「日本の高齢化問題」

P1 demographicー人口学
P3 premiumー保険料
P4 dipーひたす
P5 dwindleー衰える
P9 overhaulー総点検 inevitableー避けられない
P11 woeー悲哀

1e P1the rapidly shrinking ~
2e shirkー責任逃れ、ですがここは文脈から判断します
3d
4bfj aーP5the level deemed ~ b-P7financial concerns c-P11the population exodus~ d-P3That Japan had ~ fーP5inching up ~
5b

Ⅴ 長文読解「専門家の役割」

P2 delegateー権限委譲する
P3 erodeー浸食する laypeopleー素人
P7 disposeー処分する・取り決める
P9 electorateー選挙民

1 hkm h-P3This relationship between ~ k-P5Unelected bureaucrats ~ m-P9to stay informed~ 
2e
3a
4d
5b
6c
7a

2017年:入試英語過去問

2017年度の入試英語過去問は、こちらからダウンロードできます⇒

解説資料も参照してください⇒

Ⅰ 正誤問題

1cーboth ~ and ~
2e
3b-vastlyで続く形容詞を修飾する副詞です
4c-comparison ofもしくは comparingでないと名詞に続きません
5d-likely toのtoが抜けています
6d-otherwise ではなく others
7aー前置詞toが抜けています
8e
9aー続くthat~を受ける仮目的語itが抜けています
10c-the late 1970s または late 1970    

Ⅱ 長文読解・空欄補充「箸の文化と歴史」

straraー階層
echelonー階層
rudimentary-初期の
hygiene-衛生
legitimateー適法な・正当な
ninblenessー軽快さ
alleviateー和らげる
utensilー器具

1a
2eーalthough と however は同じ逆接でも場所が違います
3dーkeep up「維持する」
4b
5a
6d-despiteなら前置詞ofが必要です
7e
8b
9dーin sum「要するに」
10c

Ⅲ 長文読解「成功と嫉妬の心理」

P1 dolefulー悲しげな wreckageー残骸
P2 backbiteー陰口を言う rifeーはびこっている soarー(急)上昇する
P3 lacerateー切る subordinateー従属させる

1e
2d
3a
4b
5fik f-P2 The behavior of ~ iーP3 Americans have turned ~ k-P2 In the States ~
6c

Ⅳ 長文読解「東南アジアの経済成長」

P1 egalitarianー平等主義者 tarnishー汚す if anythingーどちらかといえば
P2 juxtaposeー並列させる  P3 insulateー断熱する drawbackー欠点
P5 be poised toー~する態勢にある

1d confiscateー没収する
2c
3eーP2 we do not have ~
4a
5bf b-P3 by reducing risks ~ f-P4 In the past ~ h-P4 some of the ~ 

Ⅴ 長文読解「人間知性について」

P1 stingyーしみったれた featー偉業
P8 weanー離乳する slewー大量 
P9 snippetー断片 bolsterー強化する intriguingー興味をそそる

1c
2a
3bーproxy「代理」
4eーtaxing「やっかいな」
5e
6cg c-P4 human infants take ~ g-P6 why intelligence is ~
7d

早稲田大学社会科学部:入試英語対策の重要ポイント!

すでに述べたように、読解・単語文法、すべて選択肢をひたすら「読む」試験です。

英作文のアウトプットが要求されない分、問題文は読みづらく、選択肢はまぎらわしいものが数多くあります。

1,000~1,200語の長めの文章を、早く正確に読む力と早稲田大学特有のひねりのある選択肢への対策が必要です。

入試英語で、高得点を取るためには?

基礎力として、英検準1級レベルの英語力が欲しいところです。

現役合格をめざすなら、高2のうちに英検2級・センター6~7割をクリアしておくことが望ましいでしょう。

読解力をつけるには、過去問演習が一番です。

早稲田大学社会科学部の読解問題は、かなりの難しさです。

そのため、いきなり社会科部の過去問を解くことが厳しいと感じたら、段階的にレベルアップするのも効果的です。

センター→駒沢→明治→立教というように、少しずつ難易度を上げながら勉強してみる方法もあります。

早稲田の他学部の入試問題も参考になります

実際に「早稲田カラー」というのはあります。

ですので、社会科学部だけでなく他学部の過去問を解くことでも出題に慣れることができ、解き方を身につけられます。

早稲田大学社会科学部の英語入試問題は、この10年間出題傾向がさほど変わっていません。

ですので、10年前までの過去問なら対策教材として活用できます。

それらを活用すれば、十分な演習量を確保することができます。

早稲田大学の問題は、難しいレベルでいい問題が揃っていてさすがだと思います。

おすすめの教材

まずは、何と言っても「単語」・「文法」です。

単語は、文章の中で覚える下記のモノがおすすめです。

  • Duo 3.0 セレクト (アイシーピー)
  • Duo 3.0 (アイシーピー)
  • 文で覚える単熟語 2級 (旺文社)
  • 文で覚える単熟語 準1級 (旺文社) etc

つぎに、文法書は頼りになるものを一冊準備しましょう。

  • 総合英語Evergreen (いいずな書店)
  • 一億人の英文法  (東進ブックス)
  • ジーニアス総合英語 (大修館)

Evergreenは、長年文法書のスタンダードだったForestの後継書です。

どれも600~700ページある本ですが、内容は大きな差はないのでどれか一冊気に入ったものを選びましょう。

早稲田大学社会科学部レベルともなると、基本文法や単語の知識だけでは他の受験生との点数の差がつきづらいと思います。

これらの本に出てくる“細かなポイント”を、どれだけ知っているか?が合否を分けるカギになります。

まとめ:早稲田大学【社会科学部】英語入試過去問の解説

まずは、単語・文法をしっかり覚えることからはじめましょう。

そして、英検2級・センター試験6~7割は早めに(理想的には高2のうちに)クリアしておきたいところです。

さらに、マーチレベル(社会科学系でいいと思います)の問題で、レベルアップをめざします。

そのつぎに、早稲田大学の過去問で力試しをしてみてください。

このレベルまで来れば、過去問演習が一番の対策です。

そして、演習量確保のために早稲田大学の他学部の過去問が役立ちます。

早稲田大学は、文系学部だけでも10学部あります。

それらの過去問を10年分ずつやると、100年分の問題を解いたことになります(ちょっとこじつけですが:苦笑)。

過去問だけでも、やれることはたくさんあります。

たくさん・どんどん・何度も過去問で入試英語対策を行いましょう!

さらに高得点をめざす方へ:ご存知ですか?

上記を着実に取り組んでいただくことで、実力が高まり、今よりも高得点が期待できます。

ちなみに過去問は、同じ年の問題を(少し期間を空けて)くり返し解くことをお勧めしています。

ただ、解答“そのもの”を覚えないように、いくつか別の年や別の大学の過去問などを行なったあとで、再度チャレンジしてください。

「不正解」だった問題があった場合、つぎには正解できるように勉強しましょう。

その結果「苦手箇所」の克服ができ、当然、高得点につながります。

間違えてしまう「原因」を知っていますか?

しかし、ひと口に「不正解」と言っても、間違えてしまう原因には、個人差があることをご存知ですか?

私のこれまでの指導経験から申し上げますと、例えば長文読解において不正解になるケースというのは、おもに“つぎの3つ”が原因であることがほとんどです。

  • 文章を読み進めるうちに、以前の内容を忘れてしまう
  • 個々の単語はわかるけれど、文章・段落として何を言っているのかがわからない
  • 解答のスピードが遅いために、時間が足りなくなって解答できない問題がある、もしくはじっくりと考えて解答する余裕がない

このように、不正解になってしまう“原因”は、ひとりひとり異なります。

そして、原因が異なれば、同じ過去問を解くにしても、注意すべき点や取り組み方はひとりひとり異なります。

つまり、ひとりひとりの目的に沿ったうえで、過去問に取り組むことが、より高得点を取るためには大切な考え方および取り組み方だと言えます。

自分に合った受験勉強ができていますか?

複数の意味を持つ単語・熟語をどのくらい理解できているか?

また、同義語・反対語をどのくらい理解できているか?

こういったことも、やはりひとりひとり異なります。

さらには、大学・学部が異なれば要求される単語文法や読解の水準も異なります。

加えて、日本語要約や英作文が求められる大学もあります。

以上を踏まえると「自分の英語レベルや解答のクセなどを理解したうえで、効率的・効果的に勉強すること」が大切になります。

もしくは、別の言い方をすれば、早稲田大学社会科学学部の入試英語で高得点を取るために「自分に合った学習プラン」を確立すべきだと私は考えています。

私たちが勉強できる時間はかぎられています。

すでに決められた受験日に向けて、短期間で効率的なレベルアップをめざしたいものです。

短期間でレベルアップする方法

そこで、活用し役立てていただきたいのが「受験コーチ」の存在です。

あなたの学力や性格、資質を客観的に評価し、そのうえで目標達成に向けて「あなたに合った受験勉強」を、伴走するように寄り添ってサポートしてくれる“コーチ”のような存在は、あなたの英語レベルを短期間で強力に引き上げてくれるはずです。

スポーツの世界では、必ず「コーチ」がいますよね。

それは、チームスポーツであっても、個人スポーツであってもです。

そして、コーチの存在が、競技力および試合などでの結果に劇的な変化をもたらすことがあります(もちろん、望んだだ変化です)。

そういったケースを見るにつけ、私は受験勉強においても「コーチ」の存在が必要不可欠だと考えるようになりました。

入試で確実に高得点を取るためには?

これをご覧のあなたは、予備校や学校での集団授業、また参考書などで入試英語における“一般的な重要ポイント”はマスターしておられることと思います。

そのうえで、さらなる高得点をめざして大学学部別あるいは、あなたの状況に合わせた最適な入試英語対策ができるならば、きっとそれはあなたに心身の余裕と安心、さらには勉強への高いモチベーションを与えてくれることでしょう。

そしてそれが、入試で最適な実力を発揮できることにつながり、しいては高得点、さらには志望校合格という成果にまでつながると私は考えています。