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今回はこの動画の 第9回 Question 4 を解説します。
まず最初に文章(passageといっています)を読みます。次に講義を聞きます。そして、文章と会話の内容をまとめてポイントを話すことが問題となります。TOEFL用語でいうと integrated question と呼ばれる問題です。integrateとは「まとめる」という意味です。
この問題では以下のような出題です。
文章: cognitive dissonance 講義: 例示 - 自分の学生時代 問題: 教授の例を用いて cognitive dissonance を説明 |
このTOEFLスピーキング第4問(2019夏以降はこれが第3問になります)の文章・会話はだいたい以下の共通点があります。
文章: 学術的な専門用語の説明がなされます。
講義: 学術用語について講義の中で詳しい説明があり、例が二三挙げられます。
それでは実際に問題を解いてみましょう。文章と会話のポイントをキーワードで抜き出しましょう。表にして対比すると以下のようになります。
左側 Passage は文章の内容、1行目が主題、2~3行目が例示です。
右側 Lecture は講義の内容、1行目が主題、2~3行目が例示です。
Passage | Lecture |
cognitive dissonance: do <=> should do | an examples of his schooldays |
no change – do |
video game, failing chemistry |
change interpretation |
chemistry, sociology |
※時間が限られているので、メモは書けてこれくらいです。重要なポイントだけピックアップして、あとで文章に戻すことができることがポイントです。
会話を聞いた後30秒の時間が与えられますので、このメモをもとに話す英語のイメージを作ります。
Passage | Conversation |
[1] The passage tells that cognitive dissonance occurs when there’s conflict between what people do and what they should do. |
[4] The professor in the lecture tells an example in his school days. |
[2] In such a case, they often don’t change what they do. |
[5] He was addicted to video games, and he was failing chemistry. |
[3] Instead, they will change the interpretation.
|
[6] However, he didn’t stop playing video games. He changed his way of thinking, instead. Chemistry was nothing, as he wanted to be a sociologist. |
赤色や青色の部分はメモに付け足す内容です。
赤色: ほぼすべての問題で使う常套句
青色: メモで抜き出したキーワードを文章にもどすために付加した部分 ⇒ 英文作成能力が問われます
最初のうちは上の表のように書いてみた方が慣れるにはいいと思います。
[1]⇒[6]の順番で話します。学生の会話の問題のときのように[1]⇒[4]⇒[2]⇒[5]⇒…と進むこともできますが、対比が難しい場合ありますので、この順番で話すのが無難です。
繰り返して速くできるようになったら、書かずに頭の中で作業するようにします。
本番での準備時間は30秒しかありませんからたいへんですが、時間をかければ慣れていきます。