このページでは、神戸大学の文系数学の過去問をくわしく解説しています。
そして、出題傾向および、その対策方法・効果的な勉強法なども紹介しています。
目次
神戸大学【文系数学】入試過去問の解説
つぎのような方は、このブログを参考にしていただけると思います。
- 神戸大学の合格をめざしている方
- 神戸大学の入試数学で高得点を取りたい方
- 神戸大学の入試数学の過去問について、くわしい解説が知りたい方
- 神戸大学部の入試数学で高得点を取るための効果的な勉強法を知りたい方
- センターレベルから数学力をさらに向上させたい方
- 国立上位他大学志望の方(国立大学数学には多くの共通点があります) etc
神戸大学合格率アップのための最新情報
出題形式および傾向
大問三問、配点は一問25点の75点満点、それぞれ小問が三問あります。
分野はまんべんなく出題され、センター試験と同レベル。記述式で論理的なアウトプットを求められている分難しくなります。
とはいえ決して難問ではなく、解き方に苦労することは少ないですが、計算力は要求されています。
早く正確に計算するスキルがあれば、時間は80分あるので満点がねらえます。
過去問解説および解答のヒント
入試対策においては、やはり過去問演習が重要です。問題のレベル、計算の複雑さを体感しましょう。
では、ここからは2018年の入試問題から過去にさかのぼって、問題の解説および解答のヒントをお伝えしたいと思います。
第一問
(1)ベクトルを方向の違う単位ベクトルを使って表します。
(2)角度90度(直交)の場合、内積=0 分数交じりの面倒な式になり、計算力が問われます
(3)(2)が解ければ当然解けますが、こちらも計算ミス注意
第二問
(1)微分:問題文をグラフでイメージします(読解)。計算は複雑にならないよう、少し工夫がいります。
(2)数列・漸化式:きわめてオーソドックスですが、分数が多いので計算ミス注意。
(3)対数:こちらも計算が複雑にならないよう、計算順序等 工夫が必要です。
第三問
(1)二次方程式:サイコロ3つ(6✖6✖6)ですが、列挙できます。
(2)解と係数の関係:こちらも少し数が多くなりますが、列挙可能です
(3)(2)と同時に解けます。場合の数多いので計算は注意しましょう。
神戸大学(文系):入試数学対策の重要ポイント!
難問は出ません、が計算はそこそこ面倒です。
計算は順番や表示の仕方で簡単になったり、複雑になったりします。
スッキリ間違いなく正確に計算できる力を身につけましょう。
入試数学で、高得点を取るためには?
受験数学において、最良のテキストは教科書であることは間違いありません。重要なポイントがコンパクトにまとめられています。
教科書+傍用問題集 → センター過去問 → 神戸大過去問 が定石です。
チャート式(白・黄・青のどれか一冊)全部やろうとすると疲れるので、解法辞典として利用しましょう。
他国立大学の入試問題も参考になります
上位国立大学の数学の傾向・レベルは多少の差こそあれ、似通っています。
神戸大過去問だけでは数に限りがあるので、他の国立上位校の問題にも取り組んでみましょう。
関西: 大阪大・名古屋大学・滋賀大・大阪市立大
関東: 首都大・横浜国大・千葉大・埼玉大
もし、物足りなくなってきたら、東大・京大・一橋大の問題にもチャレンジしてみましょう。→無理にやる必要はありません。
おすすめの教材
数学の場合、何といっても教科書です。
神戸大の問題は、教科書レベルの問題を分野にわたって総合した問題です。
「チャート式」は全部やろうとせず、解法辞典として利用しましょう。
まとめ:神戸大学【文系数学】入試過去問の解説
教科書 → センター → 神戸大過去問 の順に進めていきましょう。
チャート式は辞書代わり、難問集に手を出す必要はありません。
強調しておきたいのは計算力、教科書の章末あたりにでてくる計算の面倒な問題を正確に解く力が必要です。
演習量は国立上位校の過去問も対象にすることで十分な量が確保できます。